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まいはーい。松本康治です。
みんな、フロってるぅ〜?
しかしだいたいこのラジオって何なん? どっから湧いてきたん?
とお思いの方もおられることでしょう。
それは2月のある日。
ある場所で我々3人のしゃべりを聞かれたタカハマさんという人(銭湯の一入浴客で、ふつーの地味なOLっぽい人)が、このようなことを言って来られたのです。
「あんたら3人の話はなかなかオモロイから、私が個人的にいつでも聞けるようインターネットのラジオ番組を作りたい。ラッキーさんと林さんに聞いたら、松本さんがやるなら、と言ってるからやってくれ」
ワタクシはそれまで、銭湯応援のために勝手にサイトやら本やらイベントやら絵はがきやらをチマチマ企画したりしておりました。
しかし、銭湯の魅力的なビジュアルをどう見せるかということばかり考えておりましたので、「ラジオ」なんていう古いタイプのメディアのことはまったく頭にありませんでした。
そこでワタクシは、
「あなたはラジオ制作の経験がおありなのですか?」
という至極まっとうな質問をタカハマさんという人に投げかけました。
その答えはこういうものでした。
「ぜーんぜん」
さらにワタクシはこう質問しました。
「あなたはインターネットやコンピューターの知識をお持ちなのですか?」
その答えはこういうものでした。
「これっぽっちも」
ラジオという発想に新鮮な驚きを感じつつも、ワタクシは懐疑的でした。
おそらく林さんラッキーさんもワタクシ以上に懐疑的だったでしょう。
しかしその後、タカハマさんは着々と準備を進められ、打ち合わせの召集がかかりました。
通された部屋では、中央に置かれた小さなちゃぶ台の上に新品マイク4本とミキサーがひしめき合い、それら銀色に光る機材から伸びた真っ黒いコードがタタミの上でとぐろを巻いていました。
その異様な光景に度肝を抜かれ、その場に凍りついたわれわれ3人に向かって、タカハマさんは平然とこうおっしゃいました。
「試し録りをしますので、マイクに向かってしゃべってください」
しかし、この日タカハマさんはミキサーの操作がわからなかったようで、マイクは1本しか機能しませんでした。
このような経緯を経て「ふろいこか〜ラジオ」は誕生したのでした。