まいはーい。松本康治です。
急に冷え込んできたりするややこしい季節です。みなさん、鼻グシュグシュゆわしたりしていませんか?
ワタクシはゆわしています。暑いのは好きやけど寒いの苦手〜。
そんなときは銭湯で骨の芯までぬくもりましょうね。
ところで、これまで桂湯さんのユニークさをこれでもかとご報告してまいりましたが、いかに桂湯さんがオモロくてカワイイからといって、お風呂やさんである以上、基本はしっかり押さえておられます。
番台です。木製のあたたかみのあるヤツです。
そして女湯には定番のこれがあります。
赤ちゃんのオムツ替え台ですねー。みなさんもここでお尻フキフキされた記憶があるでしょう。
そして見上げれば・・・。
格天井に招き猫、これも正統派銭湯の基本と言えましょう。猫がちょっとかわってますが。
でもちょっとその奥に目をやれば・・・。
やっぱりモビールで飾られていました。ご主人、じっとしておれません。
でもいかにご主人がユニークだからといって、決してヘンな人ではありません。ご覧ください。
われわれを梨とお茶と唐草模様の風呂敷でもてなしてくださいました。めっちゃナイスなお人柄です。
ところで桂湯さんのすぐ横には小さな川が流れています。
その脇に釜場へ通じる小道があって、なかなかの風情をかもしております。
が、そこの黒壁に何かついていますね。拡大してみましょう。
やってしまいました。ご主人はカラフルなボタンが大好きなのです。
さて、われわれは風呂が沸くまでいったんおいとまして近隣を少し歩きました。
近くには桂川という大きな川があり、桂橋という橋がかかっています。
その橋の近くに、なにやら人だかりがございました。
「中村軒」という古い餅屋さんのようですが、どうもエライ有名店なようで、次々と人々が来ては順番待ちをしています。
われわれも待ってみました。
だいぶ待って、2階席へ通されました。ほかの席もお客さんでいっぱいです。
ここの名物は「麦代餅(むぎてもち)」・・・だったかな? 麦刈り作業の合間に食べたという素朴なお餅です。
まあ普通の素朴なおいしいお餅でした。
しかしここを有名にしているのは、どうやら「カキ氷」のようです。他の客もおおかたはそれが目当てのようなのです。
この日は暑い日でしたので、ワタクシも頼んでみました。でも最近オナカが微妙にユル目なので、宇治金時の「小」にしときました。
で、でけー! 「小」でこれかいな。わしゃ最近オナカが微妙にユル目やっちゅーに。
隣の席を見ると、「並」はドンブリ鉢サイズでした。「小」にしてよかった・・・。
ラッキーさんは、ぜんざいを頼まれました。
ドンブリ鉢サイズでした・・・。
こうして体を芯から冷やしてから、われわれは桂湯さんへ戻ってぬくぬくのお風呂に浸かったのであります。あー極楽極楽。
おかげでオナカの具合もバッチリでございました。
湯あがり、脱衣場の鏡を見たら、こんなことになっていました。
ご主人は決してヘンな人ではありません。めっちゃいい人です。
ところで番組中に、「西京区には銭湯が2軒しかない」と申しておりましたが、番組をアップして少したった頃、2軒しかないうちの桂湯さんでないほうの銭湯が、突然廃業されてしまいました。
そうです。桂湯さんはとうとう西京区でたった1軒の銭湯になってしまわれたのです。
ああ桂湯よ。西京区の銭湯文化の最後の砦になってしまわれた桂湯。あなたはわれわれの希望です。
その貴重な灯を決して絶やさないよう、銭湯ファン一同、一丸となって応援し続けたいと思います。
みなさんもぜひ桂湯へ!
posted by ふろいこか〜 + 銭湯文化サポーター's at 11:09| 大阪 ☁|
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第30回(京都・桂湯)
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