2010年08月31日

寿温泉の番台

まいはーい。松本康治です。
第5回・京都長者湯編がオンエアされたというのに、その喜びを半減させる逆戻りレポート、1回前に登場した寿温泉の楽しみ方の続きです。
ははは。なんか妙な具合? ま、カマヘンよね。

で弁天町の寿温泉、その指先の指紋の摩擦で磨り減った入口の戸を開けると番台があるわけですが、これがまた味わい深い逸品なのでございます。

DSC_1298a.jpg

いかがでしょう、このおしゃれな半楕円のフォルム、色、ツヤ。入浴料金を払うにもドキドキします。
銭湯が地域の社交場でもあったころ、番台はその要としてこんなに素敵なものが作られていたのですね。
このゲージツ的な番台は大阪のいくつかの銭湯でまだ現役で活躍しているのを見ることができます。

寿温泉さんは、Vシネマの伝説的人気シリーズ「ミナミの帝王」第58作で重要なロケ地として使われています。
その映画の中にもこの番台が登場します。
おとうさんが娘と番台を交替するシーンで、「ほう、この小さな番台にはこうやって出入りするのか」と気づかされることでしょう。

ところで、ふろいこか〜ラジオには「若奥さん」の今井純子さんにご出演いただきましたが、この写真で番台に座っておられるのは、その一つ上のおかみさんです。上品でやわらかな物腰と会話で、この銭湯に通うすべてのお客さんに慕われる、ザ・寿温泉といってもいい存在。
このおかみさんがここに座っておられるだけで、寿温泉はさらに落ち着いたオーラに包まれ、なんともいえない上質のくつろぎ空間となるのです。(つづく)

寿温泉の地図コチラ
http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E135.27.36.1N34.40.4.1&s1=%A2%A9552%2D0007%20%C2%E7%BA%E5%C9%DC%C2%E7%BA%E5%BB%D4%B9%C1%B6%E8%CA%DB%C5%B7%A3%B4%2D%A3%B1%A3%B0%2D%A3%B1%A3%B2


posted by ふろいこか〜 + 銭湯文化サポーター's at 01:25| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 第4回(大阪・寿温泉) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Webラジオ ありがとうございます。

おぉ〜これは素晴らしい番台ですね。
職人さんの丁寧な手仕事、それを磨き上げて
大切に使い続けていらっしゃる寿温泉さん。
銭湯の伝統工芸品、街の文化財ですよ。

寿温泉さんの番台を見ていると、百楽湯さんの
同じような楕円番台を思い出しました。

ふろいこか〜の前に、寿温泉さんに行こうっと!
Posted by シロヤギ at 2010年09月03日 12:26

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