2011年04月15日

三笠湯という希望

まいはーい。らんまーん。春の男、松本康治です。
このうららかな季節、しかも省エネの大事な時期、ぶら〜っと歩いて銭湯へ行くのが人生の極意というものでしょう。

人生の極意といえば三笠湯のおっちゃんです。
この方にはいかなる哲学者も宗教者もかなわないでありましょう。
時代がおっちゃんを待っていたのです。
いえ、おっちゃんが時代を引き寄せたとも言えるのではありますまいか。

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いかがです。黒い服がそのお方です。悟りきったこの立ち姿。もはやほとんどブッダに近い。

ところでヒロキ氏がユーザァバスについて詳しく述べられましたが、三笠湯の魅力はユーザァだけではございません。

ひとつしかないカラン。この孤独!

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どうです。落ち込んだときはここへ座って、悔し涙を流しましょう。一人ぼっちのカランちゃんがきっとあなたの話し相手になってくれるはずです。

そして脱衣所へ上がったら、こいつらが待ってくれているでしょう。

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世間でいうのとは若干違う意味で元気いっぱいなこのマンガ本たちを見た瞬間、「そうか俺の悩みなんてちっぽけだったんだ」と勇気づけられることは間違いありません。
三笠湯、最強。


posted by ふろいこか〜 + 銭湯文化サポーター's at 12:48| 大阪 | Comment(3) | TrackBack(0) | 第12回(大阪・三笠湯) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

楽しく聴きました。
三笠湯のご主人さんのお言葉
人生の歩み方、人生哲学。温かいお湯のように
しみじみと心にしみました。
銭湯っていいですね。 感謝。
Posted by シロヤギ at 2011年04月17日 10:39
シロヤギさん

こんにちは。
三笠湯のご主人とは、ラジオ収録が終わったあともしばらくお話を続けたのですが、あとからあとからおもしろい話が出てきて、録音スイッチを切ってしまったことを後悔しました。

このご主人のすぐれたところは、銭湯をとりまく厳しい現状を逆手にとって、その状況自体を楽しんでしまうという発想転換のポジティブさでしょう。

そのうち三笠湯へ行かれたら、ぜひ直接、日常生活の楽しみ方について指南をお受けになってください。
Posted by 松本康治 at 2011年04月19日 13:07

ありがとうございます。
街中の銭湯に、名物ご主人ありですね。
こんな、お風呂屋さんがある世の中を
大切に残して行きたい、としみじみ思います。
三笠湯さん、ご紹介ありがとうございます。
Posted by シロヤギ at 2011年04月23日 23:40

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